キャストインタビュー

触れる機会が多かったのは遙日が所属しているKiLLER KiNGのメンバーですが、印象が変わったというよりも、濃くなったという方が近いかもしれません。
まずトノのギラギラした感じ。特にバンビ時代のトノは尖りまくっていて、自分にストイックであることは確かなんですが、そのストイックさの棘が他者にも刺さってしまうというシーンもあって。いちばん最初にKiLLER KiNGとして収録させていただいたのがドラマCDだったのですが、その時期をすごく思い出して、「やはりギラギラした部分が無いとトノじゃないよな」という想いが、またとても濃くなりました。
一方で、明謙についてはたくさんのストーリーを収録する中で、彼の弱さや明謙だからこそ持っているコンプレックスを遙日として感じられて……「あのちっちゃい背中に、辛かったりとか、自分では気づけていない弱さも一緒に背負っているんだよな」としみじみしました。いつも頑張ってくれていて、最近は「明謙がいれば大丈夫!」という気持ちもあったので、なおさらですね。
唯月に関しては、ずっといちばん近くにいて、唯月がいて初めて遙日という存在が成り立つし、逆も然り、というところで「この関係性は唯一無二だな」と改めて感じました。
キラキン(KiLLER KiNG)のメンバー以外だと、愛染さんとのシーンとか……いやもう色々ありすぎて全員のことを話したくなるので(笑)、僕はここまでにしておきます!
バンビ時代の方が、よりそれぞれの性質が色濃く出ているなと思いました。遙日でいえば、他の練習生と衝突するシーンがあるのですが、その対処の仕方がとても遙日らしくて。彼のそれまでの生き方を感じられるそのシーンは、見方によっては頼もしくもあり、すごく切なくもあり……。くすぶっているというか、これからの人たちが集まっているのがバンビですし、他にもいろいろないざこざもあったんだろうなという中で、彼らの本質、性質みたいなところがストーリーに良く出ているなと。そこを感じていただけたら嬉しいです。
僕自身がスポーツ好きなので、公園で一緒にスポーツをしたいですね。お日様の下で。僕がバドミントン部だったのでバドミントンでもいいですし、フリスビーでもいいですし、公園で動くだけ動いて、汗を流して、お腹が空いたらお肉を食べに行く。ただ、美術館は駄目かな? 退屈しちゃいますかね、「もう次行こうよ~」みたいな(笑)。動物園とか遊園地とか、遙日と一緒なら何でも楽しそうですが、やっぱりお日様があるスポットがいいのかな。名前にも「遙“日”」とありますし!
いつもすみません! そして、ありがとうございます。B-PROJECTは皆、個性が強過ぎて、それだけ問題を抱えていたり、その分魅力があったり……。でも実はいちばん個性が強いのは、つばさちゃんじゃないかな? これだけ個性が強いメンバーと仕事をしながら、彼らのメンタルを気遣ったり見守ったり。その仕事ぶりには頭が上がらないというか、足を向けて寝られません。
遙日は純粋だからこそ意思が強く、過去の影響もあって助けられ方や守られ方を知らないキャラクターだと感じています。だからこそ、今作でもつばさちゃんが助けようとすると反発してしまうのですが、それを受け入れられるのも彼女の器の大きさだなと。
もし、つばさちゃんがいなくなったら、B-PROJECTはどうなってしまうのか。どうかこれからも一緒にいてください! と強く願うばかりです。遙日にも感謝するように伝えておきます(笑)。