キャストインタビュー

近しいところでは、KiLLER KiNGのメンバーですね。最終的な印象は変わらないのですが、それを形作る上での今までのバックボーンだとか良いところも悪いところも皆の個性がよくわかって、様々な過程を経た上で今のKiLLER KiNGがあるということを感じられたのがとても嬉しく思えました。最初から相性が良くてずっと上手くいっているよりも、それぞれのやり方のいい対比が見られるようなリアルな関係性が見える場面がたくさんあって……メンバーの皆がより人間臭く感じられるようになりました。例えば遙日については“ひたすら明るいけど、実際内面はどうなっているのだろう”と不思議に思っていた部分もあったのですが、今作でその内面を垣間見せてもらって彼のことがより好きになりましたね。
他のグループだと、音済や悠太が印象に残っています。音済は本当に他のメンバーのことをよく見てくれているなと。今作では、喋っていないところでも皆の感情が動いていることがゆっくりと分かっていく感じがあり、嬉しかったです。悠太は常に明るいのですが、ごうちんと健十の間でさまざまな感情の豊かさも出てきて……やっぱり人間なんだなあ、悩むんだなあと思いました。
明謙にとってデビュー時期のエピソードはひとつのキーになっていますが、今作ではその辺りも描きつつ、多感な時期に年齢の違うメンバーたちと一緒に経験を積み重ねている姿が多分に描かれています。当時から明謙が他のメンバーに信頼されていることがわかるシーンもあって嬉しかったですね。MooNsとも一緒に切磋琢磨してきていて……メンバーによっては、こんなに色々な話ができる間柄だとは思っていなかったので驚きました。バンビ時代にそういった肩の力の抜けた関係値や信頼が築かれているということが、明謙が努力家であることの裏付けにもなるのではないかと感じましたね。
Bプロのメンバーとならおそらく誰と組んでもある程度素敵な所まで行けたのだろうと思いますが、だからこそ今のグループやユニットがあることの奇跡を感じることができました。
あと細かいシーンですが、THRIVEが結成されるってなった時とキタコレがデビューするってなった時の竜持との会話もめちゃくちゃ好きなので、注目して欲しいです(笑)。
バンビ時代のお芝居についてはやや高めに喋ることに加えて、“乗り越える前”と“後”では、今よりもかえって気を使っていたのではないかという部分を意識して演じました。困難があった時に何とか笑顔で乗り切ろうとしちゃう、若さなのかな……。音域が他の人よりだいぶ高くなってしまっているので、大変でした(笑)。
明謙と一対一で、たくさん煙が出る焼肉を食べたいですね。綺麗な個室のあるようなお店ではなくて、めちゃくちゃ美味しいけど普通に町中にあるような焼き肉屋で一緒にごはんをたくさん食べたい! おそらく僕が明謙に緊張しちゃうと思うので、リラックスして話すためにもそういう庶民的なお店がいいですね(笑)。
これまで明謙はつばさ側に立って、KiLLER KiNGやユニットの皆のことを考えることが多かったのですが、今作ではつばさと密に会話するシーンがあり、「つばさと明謙」というペアがきちんと存在していたことも嬉しかったです。
でもなにより、つばさって本当に大変だなと(笑)。皆さんには、A&Rとしてその大変さを今回のゲームで体感してもらえると思います。
才能があったり、魅力があったり、努力家であるだけでは、誰かに夢を与えることはできないんだなあ……と、つばさの存在の大きさから知った気がしました。彼女とのコミュニケーションを通して皆が成長していく部分は確実にありましたし、かけがえのない存在だなと思います。つばさは“15人目のメンバー” だと言いますけど、つばさがいることで、完成したB-PROJECTがその先へ行けるのだなと感じました。これからも明謙をよろしくお願いします。