キャストインタビュー

これまであまり関わりがなかった、モモタス(音済百太郎)との関係性が垣間見えるエピソードが印象に残っています。今までの物語でも、竜持はずいぶんモモタスのことを気に掛けるなと思っていたのですが、バンビの時からこんな関係性が築かれていたんだねって納得できたというか。モモタスは14人の中でもいちばん謎めいているキャラなので、“ちゃんと人間らしいところもあるんだね”っていうのが分かって良かったなと思いました(笑)。
それから剛士は、キャラが立っているだけにバンビ時代もほとんど変わらずですが、パブリックなイメージとちょっと違うところも一瞬でてきて、それはそれで良かったなと。
あとは、やっぱりバンビ時代の声ですかね! 僕自身は、本当に限界ギリギリでやっています。収録の際は、スタッフの皆さんが「可愛い」って持ち上げてくれますけど(笑)。なんというか……言葉は難しいのですが、可愛い印象になるか抜けているような印象になるか、本当にギリギリのラインで。とにかく頑張ったので、世界観を壊さない形で皆さんに届くと良いなと思っています。
そこはシンプルな衣装でお願いします! 竜持は17歳ですけれど、僕はもう47歳で、30歳という年の差がありますし(笑)。竜持はアイドルとしてショーに出る人ですが、僕は声優として声のお芝居がメインで、そこをいちばん熱くやりたい。ですからシンプルに小綺麗な感じで、イベントなり朗読劇で舞台に立てればと。なんだったら目を閉じて、声だけ聴いていただければ本望というくらいですから。
竜持くんもいろいろプロデュースしたいかとは思いますが、「黒で良いだろう? 衣装替えはナシでね!」と伝えて(笑)、とにかくシンプルにしてもらいたいですね。
本当にお疲れ様です! 今回大変なトラブルがいくつも起こる中で、それに巻き込まれながら全てを引き受ける彼女には、もうその言葉しかありません(笑)。
もちろん、そういう時にそばにいてもらいたいと思える信頼できる人間なので、「ありがとう」とも言いたい。澄空つばさは、人を支える才を生まれ持っているし、とても人間力が高い方。こんな人とお仕事がしたいし、こんな人がたくさんいれば素敵な世の中になると思う次第です(笑)。いないのなら、自分がなれるように頑張って、エンターテインメントの世界を変えて行こうぜ! なんてね。
自分が成長する為にも、身につまされる思いで彼女を見ていました。