キャストインタビュー

THRIVEのメンバー、ケンケンと阿修ですね。お互いに思いや悩みがぶつかるシーンが結構あって。それを経てやっとTHRIVEとしてのまとまりがでて、僕の中で重石みたいなものが外れた感覚がありました。今まではごうちんとケンケンが「ガルル」となって、阿修が「まあまあ」となる感じでしたけど、そのバランスは残しつつも関係性が丸くなったというか。場面によって、ひとりひとりがバランサーになれる関係になったように感じています。
KiLLER KiNGとTHRIVEとの関係性についても、こういう理由があって今の関係性になったのだという部分が描かれています。唯月と遙日は、何故あんなにごうちんに対する距離感が近いのか? といった部分もひとつのストーリーになっていて印象的でしたね。アニメ二期でも既に慕ってきている描写はありましたが、当時は理由を知らず、どれくらいの距離感で接すればいいかちゃんとは分からなかったので(笑)、次からはよりしっかりと演じられそうです。
キラキンメンバーとの関わりはもちろん、是国や増長、王茶利との関係値もきちんと描かれています。ごうちん自身の肝となるエピソードはもちろん、ダイコク側の面々との関係性も描写されているので、今に至るまでの歴史にはぜひ注目してもらいたいなあと思います。結構な範囲がカバーされていますよ。
他にも百太郎との絡みだったり、釈村に対しての圧があったりとか(笑)。バンビ時代に構築された関係性の部分が描かれていて、今まで空白だった期間が埋められています。
ちなみにごうちんを演じるにあたっては、留学前と留学後のシーンで演技を変えました。ごうちんのバンビ時代については、本編も含め、中学から高校の約4年の間に起きたことが描かれています。ごうちんの悩みの根幹にあたる出来事は彼の留学中に起きるのですが、一時帰国のときのごうちんや、留学から帰ってきたごうちんなど、僕の中では細かく整理して演じたつもりなので、その機微を感じてもらえたら嬉しいなと思います。
色々な引き出しを開けて演じましたね。現在のごうちんを忘れそうでした(笑)。
ごうちんとしては「これからもよろしくな!」と。
プレイヤーの皆さんはつばさちゃんとして彼らに接しますが、今作でつばさちゃんはヒロインでありつつ、A&Rとしての仕事を全うしています。恋愛をしていくゲームではなく、彼女がどこまでもB-PROJECTを支えていく立ち位置にいてくれているので、僕個人としてはいいリアルさが追及されているなと感じています。
純粋にB-PROJECTを支えていくことで生まれる、信頼関係や絆……もしかしたら恋や愛といった感情より深くて大きい可能性のあるテーマを、つばさちゃんやB-PROJECTのメンバーが築き上げていく様が描かれている気がします。そこに対してのつばさちゃんの役割や、B-PROJECTという大きなユニットを、言葉通り愛していただければなと思います。
ちなみに曲作りをしている時のつばさちゃんとごうちんの連携も僕は好きなので、今後も1をいうと10を理解するような関係性のままでいてほしいですね!