キャストインタビュー

王茶利と絡みのある範囲だけでも、それぞれにこんなことが……と驚くエピソードがたくさんありました。MooNsだけではなく他のグループとの関わりも描かれていて、印象が変わったというよりは、全般的に新たな発見があったという方が近い気がします。
MooNsメンバーとの絡みだと、ミカち(釈村帝人)やピーちゃん(音済百太郎)とのやりとりや、リーダー(増長和南)に怒られるシーンが印象的ですね。野目については、王茶利のバディーというよりも、もはや保護者でしたね(笑)。今まではクールで的確なツッコミ役のイメージでしたが、今作では王茶利の言動や振る舞いに対してしっかり「こうだろ」と言ってくれる場面が多く、より人間らしい温かみを持って接してくれたように感じました。
王茶利はムードメーカーで、ハンバーグでいう“つなぎ”というか(笑)、素材のお肉としてはみんな上等だけど、ひとつのハンバーグになるのに必要で重要な部分を担っているんじゃないかと思うんです。タレントとしてずば抜けていたり、カリスマ性で引っ張っていたりするわけではないけれど、人間味があるというか。こういう職業をやっていると、とかく忘れてしまいがちなピュアな面を、王茶利はたっぷり持っています。他のメンバーに迷惑をいっぱいかけていて末っ子感が半端ないですが、そういうところが愛される所以であり、MooNsにいられる意味なのかな、と思いますね。
王茶利と付き合っていくうえで、バンビ時代を演じられたのが僕にとっては大きいですね。歌(アニメ二期EDテーマ「光と影の時結ぶ」)にもなっているように、デビューまでの道は険しかったんだろうと思ってはいたのですが、彼らがどういう風にバンビ時代を過ごしていたかというところは今まで具体的には見えなかったので、今作で知ることができて良かったです。
王茶利にもやさぐれた時期があったというのが、人間らしくていいなと思いました。キタコレに対する想いだったり、ミカちのことだったり……様々なことがあって、今のキラキラしたMooNsがいるんだなと。現在のMooNsへ至るまで、エピソード1から遡っていくような感覚が楽しかったです。
王茶利は他のメンバーのバンビストーリーにもたくさん登場させてもらったんですが、その中でも当時の阿修にはびっくりしましたね(笑)。みんなちゃんと成長してきたからこそ今があるのだなと、改めて実感しました。ストーリーも本当に面白かったですし、その時代の王茶利を演じることができたのも楽しかったです。
僕のやっているロックのフィールドに来てもらって、踊ってもらいたいですね! ロックのサウンドと彼のダンスやパフォーマンスが融合するゾーンみたいなものが作れたら、面白いと思います。
王茶利が新しい挑戦をするにあたって、つばさちゃんの一言でスイッチが入るというサイドストーリーのワンシーンがすごく印象に残っています。それだけでもわかるように、つばさちゃんは、彼にとてもポジティブな影響を与えてくれている人なんですよね。いつもどんなタイミングでも助けてもらっていますし、他の個性的なメンバーのことも見てくれて、本当に感謝しかないです。今作は特にドラマティックな要素がたくさんありましたし、王茶利としては弱音を吐かせてもらったシーンもあったので、より強くそう思いました。
いつもお世話になってます! これからもよろしくお願いします!